鹿児島県出水市の中2女子生徒(当時13歳)が昨年9月に自殺した問題で、遺族らが30日、いじめの有無を調査する第三者委員会の設置を市教委に要望した。市教委は「新たな調査は考えていない」と拒否した。 この問題で市教委は臨床心理士や大学教授らによる調査委員会を設置。昨年11月、「いじめなどは確認できなかった」との報告書がまとまった。これに対し、遺族は「委員の名前も知らされず、一方的な調査で納得できない」と、改めて第三者委設置を求めた。 第三者委については、文部科学省が昨年6月、生徒が自殺して遺族が望んだ場合などに「設置するのが望ましい」と都道府県教委に通知している。