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ブックマーク / blog.livedoor.jp/route408 (3)

  • 「C2」が合成された話 : 有機化学美術館・分館

    5月13 「C2」が合成された話 カテゴリ:有機化学構造 有機化学は、いうまでもなく炭素原子を中心とした化学の分野です。炭素は極めて奥深い可能性を持ちますが、やはり一つの元素を世界の化学者がよってたかって200年も研究しているわけですから、炭素だけから成る全く新しい化学種が出てくることは、今やそうそうありません。1985年に登場したフラーレンはその数少ない例の一つであり、だからこそ科学者は驚きと興奮を持ってこれを迎えたわけです。 しかし最近になり、「C2」という化学種がフラスコ内で作れることが報告されました(論文。オープンアクセスです)。東京大学の宮和範准教授、内山真伸教授らの研究グループによる成果です。今回はこの何がすごいのか、ちょっと書いてみます。 水素や窒素、酸素といった元素は、それぞれH2、N2、O2といった二原子分子を作り、これらはいずれも安定に存在します。しかし炭素の二原子分

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    misomico
    misomico 2020/05/30
    3本手繋いだお尻の1本をどう繋いでるのかわからない
  • 化学家紋 : 有機化学美術館・分館

    2月10 化学家紋 カテゴリ:雑記 さて先日、ツイッターで「現代家紋」というのが流行っていました。まあこんな感じ↓で、どこかで見かけたようなマークや記号を、家紋風にアレンジして遊ぼうというものです。秀逸な作品も多く、まとめもできています。 西村備山@lipoyang頭合セ三ツWiFi #現代家紋 http://t.co/BFHfaat93n2014/02/06 21:31:48 ということで、化学版の家紋というのもあると面白いかなということで、いくつか考えてみました(筆者は決してヒマを持て余しているわけではありません)。 ・亀甲 有機化学の基はやはりこれ。日の伝統文様とも違和感なくなじみます。 ・丸にフラーレン みんな大好きフラーレン。五員環を黒く塗ったほうが、紋様としては引き立つかもしれません。 ・丸に三つ水分子 水素結合している方がよいという声がありましたが、筆者の腕ではまとまりが

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    misomico 2014/02/11
  • パリトキシンの話 : 有機化学美術館・分館

    11月1 パリトキシンの話 最近、パリトキシンという猛毒を持った魚があちこちで捕獲され、ニュースになっています。フグ毒の数十倍の猛毒であり、べたら半日で死に至るなどなどおどろおどろしい報道がなされています。魚の名は「ソウシハギ」というのだそうで、写真で見る限りなかなか毒々しい代物です。もともとは温暖な海に住む魚でしたが、地球温暖化の影響などで日各地で見られるようになっているとのことです。 ソウシハギ(ウィキペディアより) この魚が持つ毒・パリトキシンは、有機化学の世界では大変有名なものです。下図に示すように、記録的な大きさと複雑な構造を持っているからです。化学式C129H223N3O54、分子量2680と、繰り返し構造を持たない天然物ではトップクラスのサイズを誇り、毒性の方も屈指の強烈さです。ご覧になっていただければ、炭素原子の鎖がずらりとつながった、特徴的な構造がおわかりいただけると

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    misomico 2012/11/01
    化学式C129H223N3O54、分子量2680
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