宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』をみました。以下、感想。 暗闇の都市に、鳴り響くサイレン。病院で火災が起こったという。飛び起きる少年。少年の母は病院に勤めていた。少年は火災によって熱されゆらめく大気のなかを走る。母は亡くなる。 母の死後、いやます戦禍を逃れ、少年と父は東京から去る。去った先は亡き母の実家。どうやら父は、母の妹と再婚しようとしているようだ。古めかしい田舎の大屋敷で、継母と、年老いた女中たちとの暮らしが始まる。大屋敷には、母の大叔父が建てたという奇怪な塔の廃墟があった。大叔父はそこで消息を絶ったという。炎にまかれる母の幻影にうなされ、そして夢かうつつか、不気味に語りかけてくるアオサギにつきまとわれる少年。そして継母が塔に誘われ神隠しにあい、少年は継母をさがして塔のなかへと足を踏み入れる。そこはまったく見知らぬ、黄泉の国にも似た世界へと通じていた。 公開日当日まで、ポスタービジ