椅子をガタガタ揺らす、爪や洋服をかんでしまう、特定の洋服しか着たがらない…。子どものこんな「困った行動」に、ついイライラして、「やめなさい!」と怒鳴ってしまうことはありませんか。実はこうした行動には、脳の発達の問題が潜んでいることがあります。発達支援「キッズセンス」(東京都練馬区)を主宰する茂木厚子さんは、こうした「困った行動」を改善する方法として、脳内の3つの感覚分野の発達を促す簡単な遊びを日常に取り入れることを提案しています。家庭でもできることを教わりました。 専門家が解説「自覚しにくい感覚」 子どもの「困った行動」と関係のある感覚にはどんなものがあるのでしょうか。感覚と聞いて思い浮かぶのは、「視覚」「嗅覚」「聴覚」「味覚」「触覚」の五感ですが、総合的な運動や行動に重要な役割を果たすのは、自覚しにくい「バランス感覚(前庭覚)」「筋肉や関節の運動に関する感覚(固有覚)」「触覚」の3つの感
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