近年、多くの会社が導入している「企業型DC(企業型確定拠出年金)」。会社が捻出した掛金を、従業員自身が非課税で運用し、老後の生活資金を準備していく制度だ。退職金を出す代わりに、福利厚生の一環として用意する会社も増えてきている。 さらに、現在は「選択制企業型DC」を導入する会社も出てきている。給与の一部を掛金にするか、給与のまま受け取るか選択できる「企業型DC」のことだが、選択のポイントについて、ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんに聞いた。 「掛金拠出」「全額給与」それぞれのメリット 「選択制企業型DC」とは、従業員が給与の一部を企業型DCの掛金として拠出するか、給与として受け取るか、選択できる企業型DCのこと。会社によっては、給与ではなく賞与や退職金原資などを、拠出の対象とすることもある。 例えば、1カ月の給与が40万円で、そのうちの2万円を「企業型DC」の掛金とすると、残りの38万
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