警察庁は2日、運転免許証の有効期間の表記を西暦に変更する内容の道交法施行規則改正案を発表した。原則無帽とされてきた免許証の顔写真についても、医療用や宗教などの理由がある場合は特例として認める。改正案は8月6日から9月4日まで意見を公募した上で正式決定する。 現在の運転免許証の有効期間は「平成」と元号で表示されているが、外国人の免許保有者が増えていることなどを受け、西暦に変更する。生年月日や交付日の表記は従来通り、元号のまま。来年3月以降、システム改修を終えた都道府県から順次、新しい免許証に切り替えていく方針という。 顔写真については、宗教上や医療上の理由がある場合には、顔の輪郭がわかる範囲での着用を認めることを規則に明記する。