「惑星大怪獣ネガドン」〜映画づくりの新ビジネスモデル(3) (聞き手:山中 浩之、構成:深川 岳志) ネットで話題の個人制作特撮CG映画「惑星大怪獣ネガドン」。どんなに作品への愛情が強くても、資金がなくては続かない。制作する側と見る側とが、ともに幸せになれるビジネスモデルとはどんなものか。 そして、粟津順監督が2年4カ月を費やして作り上げた作品を世に広めていくために、ネットの力をどう生かしたのか。 「ネガドン」の制作・配給を行ったコミックス・ウェーブ(以下CW)取締役cwfilms担当事業部長川口典孝氏と、宣伝プロデューサーの遠田尚美さんに聞いた。 ■制作のスキームは大体分かりました。さて、その回収、お金もうけはどのようにするのでしょう。 川口 ポイントはDVDの販売なんですよ。作品を認めてくれた人はDVDを買ってくれるんです。次も頑張れよと、暖かい1票をくれる。 息の長い作
「惑星大怪獣ネガドン」〜映画づくりの新ビジネスモデル(1) (聞き手:山中 浩之、構成:深川 岳志) 「たった独りで作った怪獣特撮映画」と、噂が噂を呼んでいる「惑星大怪獣 ネガドン」。1960〜70年代の東宝特撮テイスト満点の画面を、CGのみ、つまり特撮なしで作り上げた「新時代特撮映画」だ。熱い映像とストーリーは、40〜50代になった往年の怪獣映画ファンをたまらなくさせる。もし環境が許すならば、予告編を再生していただきたい。その感性の豊かさと完成度の高さは一目瞭然だ。 しかし、ユニークなのは映画そのものだけではない。「個人が映画を作ることを、企業がどう支え、どうビジネスとして成り立たせようとしているのか」という、この映画に独特のビジネスモデルも、とても興味をそそる。 「ネガドン」を世に送り出したのは、「ほしのこえ」で新海誠監督をデビューさせたことで一躍有名になった、コミックス・ウェ
ティム・バートンのコープス ブライド TIM BURTON'S CORPSE BRIDE 2005年 アメリカ (C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. 才能の賜物! - JOEL SIEGEL, GOOD MORNING AMERICA 文句なしの名作! - LOU LUMENICK, NEW YORK POST 度肝を抜くほどのアニメーション!- CLAUDIA PUIG, USA TODAY アカデミー賞候補となり、2005年度ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の長編アニメ賞に輝いた「ティム・バートンのコープス ブライド」は、彼の傑作「シザーハンズ」や「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の流れをくむ、ダークかつロマンティックな作品。 19世紀ヨーロッパのとある村、結婚を控えた気弱な若者ビクター(声:ジ
昨年は大河ドラマ「新選組!」に全力投球していた三谷幸喜なりが、今年は舞台や映画に大忙し。11月には東京サンシャインボーイズ時代の名作「12人の優しい日本人」を13年ぶりに再演することが決定しているほか、来年1月公開予定の映画の撮影もスタートしているなりね。監督作としては3作品目となるこの映画は、3月にR25のインタビューに答えた際に「映画の脚本を書いてます」と触れていた作品なりが、13日付けのスポーツ各紙に、その詳しい内容について掲載されているなりよ。 各紙の情報を総合すると、映画のタイトルは「THE 有頂天ホテル」。ホテルを舞台にした、三谷幸喜が得意とする密室劇で、アメリカの人気ドラマ「24」のように、リアルタイムに複数のストーリーが展開する作品になるようなり。主演は役所広司と松たか子だけが発表されているなりが、東宝の宣伝部によれば「主役クラスのスターだけでも十数人」が出演するほど、豪華
予告編やCMスポットと本編との枠組みがあまりにも食い違っている、という『スチームボーイ』以来の不幸な例として盛り上がっているのがスピルバーグの『宇宙戦争』で、「そのとき父は愛する家族を守ろうと思った」というCMのナレーションは確かに間違ってはいないけれど、その後に「しかし・・・」と続けるべき部分こそが映画では重要なのであって、トム・クルーズが家族とか地球を守る映画だなんて思って観に行くと、『スチームボーイ』を科学批判のヒューマンアドベンチャーだと思って観に行くくらいその落差に戸惑う。スピルバーグも大友克洋もけっしてそんなお茶の間サイズの人じゃない。むしろダコタ・ファニングのひきつけを起こしそうな表情目当てで劇場に行った人だけ正解にたどり着けたというなんとも痛快な映画だった。 『宇宙戦争』は明瞭に「911以降」の映画で、道に落ちたビデオカメラのモニターに映った映像のカットによって惨劇が開始さ
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