「惑星大怪獣ネガドン」〜映画づくりの新ビジネスモデル(3) (聞き手:山中 浩之、構成:深川 岳志) ネットで話題の個人制作特撮CG映画「惑星大怪獣ネガドン」。どんなに作品への愛情が強くても、資金がなくては続かない。制作する側と見る側とが、ともに幸せになれるビジネスモデルとはどんなものか。 そして、粟津順監督が2年4カ月を費やして作り上げた作品を世に広めていくために、ネットの力をどう生かしたのか。 「ネガドン」の制作・配給を行ったコミックス・ウェーブ(以下CW)取締役cwfilms担当事業部長川口典孝氏と、宣伝プロデューサーの遠田尚美さんに聞いた。 ■制作のスキームは大体分かりました。さて、その回収、お金もうけはどのようにするのでしょう。 川口 ポイントはDVDの販売なんですよ。作品を認めてくれた人はDVDを買ってくれるんです。次も頑張れよと、暖かい1票をくれる。 息の長い作