2011年1月19日のブックマーク (2件)

  •  6年 - イチニクス遊覧日記

    例えば小学校に入学して、友だちができたり人見知りしたり、新しい教科書やノート、うわばき、給の揚げパンには豚汁で、焼きそばには杏仁豆腐、廊下でスライディングタックルの練習をして、ブランコから飛び降りて怪我をし、家ではディズニーランドに行きたいと言って泣いたり、友だちのファミコンを眺めたり、じゆうちょうに漫画を書いて回し読みしたり、好きな人ができたり、友だちとその話にあけくれたり、怒られたり、たまに褒められたり、学芸会や運動会やドロケイや夕方や、朝やお昼休みのドッヂボール、百葉箱ピロティ帰り道、先生さようなら、そして皆さんさようなら、なんて言葉だけでは埋まらないあの6年間と同じだけの日数が、この日記を書き始めてから経ちました。そして、この6年間はと言えば、これはこれで、いろいろあった、としか言いようがなく、転職もしたし引っ越しもしたし、あれもしたしそれもしましたししなかったりもしましたね、っ

     6年 - イチニクス遊覧日記
  • ■ - 胡乱猫備忘録

    16日。 この辺りでは珍しいくらいの積雪。 さらさらと降り積もって、夜には何処も綺麗に真っ白になった。 雪深い処で暮らした事など一度もないのに、 雪が降ると沢山の事を思い出す。 自分ではあまりよく憶えていないのだけれど 小さな頃から雪が降るのを見るのが大好きで、 後で必ず高い熱を出す癖に、 いつまでも外に居て飽きずに空を見上げている様な子供だったと聞いた。 風邪を引いて寝込んでいた筈なのに、 雪が降り始めたと知るとどうにも家の中でじっとしておれずに、 僕が寝床に居ない事に気付いた母が窓の外を見たら 僕はどれくらいそうやって突っ立っていたのか、 パジャマのまま庭でぽかんと口を開けて空を見上げていて、 身体が冷え切って酷く震えているのに それでも家の中に引っ張り込むのには一苦労したらしい。 勿論その後酷い熱を出して、自分でも苦しい思いをした筈なのに、 その後も雪が降れば必ず一度は外に出て、 そ

    ■ - 胡乱猫備忘録