■ドラえもんに罰!? 1日で消えるのに最高30万円 鳥取砂丘で相次ぐ落書きを防止するため、鳥取県が制定を目指す「美しい鳥取砂丘を守り育てる条例」が論議を呼んでいる。条例案では落書きをすると最高で30万円の罰金が科されることになっているが、砂丘への落書きは1日もあれば自然に消えるといい、「落書きはモラルの問題」と法的に規制することへの異論も続出。条例案が提出された9月県議会へ規制に反対する請願を提出した弁護士は「道徳違反を罰していては、息苦しい社会になる」と訴えている。 請願を提出したのは、寺垣琢生弁護士(51)=鳥取県弁護士会。寺垣弁護士は長年、砂丘の保全活動に取り組んできた経験から「砂丘の優れた環境を次世代に引き継ぐという条例案の趣旨には賛同する」としながらも、「道徳上の問題である落書きに、30万円もの罰金を科すのはやり過ぎ」と批判する。 条例案が定める「30万円以下の罰金」は、器