「バイオラバースイム」を採用したブルーセブンティ社の高速水着について説明する山本化学工業の山本富造社長=24日、大阪市内 複合特殊素材メーカーの山本化学工業(大阪市生野区)は24日、同社が開発した高速水着向け素材「バイオラバースイム」が、ミズノや伊アリーナ社など、世界のスポーツ各社で相次いで採用されたと発表した。昨年の北京五輪では英スピード社の高速水着「レーザー・レーサー(LR)」が話題を独占したが、記者会見した山本富造社長は「五輪後、バイオラバーの優位性が認められ始めている」と自信を見せた。 採用したのはミズノ、アリーナのほか、米ティア社、ニュージーランド・ブルーセブンティ社など計15社で、独アディダス社とも商談中という。現在8万着分を受注したという。 バイオラバーを採用した水着は、LRと比べて着用時の締め付けが楽で、血流量の低下を抑えられる。また、LRが着用に数人がかりで約30分かかる