「祖谷のかずら橋」架け替え完了、渡り初め 徳島：朝日新聞デジタル徳島県三好市西祖谷山村にある「祖谷のかずら橋」の架け替えが完了し、このほど渡り初めがおこなわれた。 祖谷川に架かるかずら橋は長さ４５メートル、幅２メートル、水面からの高さは１４メートル。風雨で傷むため、３年ごとに架け替えをしている。高知県の山林で採取したシラクチカズラ約６トンを使い、１月１３日から地元住民でつくる「かずら橋保勝会」のメンバーらが作業を進めていた。 お色直しが終わったかずら橋のたもとで、神事と式典を開催。同市東祖谷の石元勇さん（８３）と智恵子さん（８２）の夫妻と子、孫、ひ孫の家族４代を先頭に、地元の住民らが足元に気をつけながら渡り初めをした。 勇さんは「若い頃、仕事で来たときにはよく渡ったが、年を取ったので少し足が震えた」と語り、智恵子さんは「いい思い出になった」と喜んでいた。
