花王(尾崎元規社長)ヒューマンヘルスケア研究センターと鶴見大学歯学部 眼科学講座・後藤英樹准教授は8月31日、VDT(Visual Display Terminal)作 業で目が疲労するとピント調節力が低下することを明らかにした。また、約40度の蒸しタオルで目を温めると、こうしたピント調節力の低下やドライアイが 改善することを科学的に実証した。 パソコンを長時間使用するVDT作業を主業務(1日あたり約6時間従事)とす る16人を対象に、疲れ目の程度をピント調節力で評価した。その結果、VDT作 業によってピント調節力が低下する傾向があると分かった。さらに、休日明け 初日の月曜日と週末の金曜日を比較すると、5日間で顕著にピント調節力が低 下していた。 同じ被験者に対し、VDT作業終了後に蒸しタオルで目を温めるという方法が どのような影響を及ぼすかを検討した。その結果、心地よいと感じる約40度の
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