不妊マウス、3Dプリント卵巣を移植して出産に成功2016.05.18 08:305,140 塚本 紺 不妊治療に新たな希望です。 ボストンでの内分泌学会でノースウェスタン大学が発表した研究が衝撃の内容となっています。3Dプリンターを使って人工の卵巣を作り、手術により卵巣を取り除いたマウスに移植したところ、マウスは健康な子どもを妊娠・出産、育てることができたそうです。卵巣を取り除いたマウスにこの人工卵巣を移植することで、女性ホルモン周期も復元されたとのこと。 そんなことが可能なんですね...。 動物性コラーゲンによるゼラチン素材の構造を3Dプリンターで作り出し、そこに卵母細胞とホルモンを生成する細胞など関連細胞が含まれている卵胞を移植、バイオプロテーゼ(人工臓器などを指す)を作り出しました。 このゼラチン構造は、固さが非常に重要です。手術によって移植できるほど固く、かつ内部で血管が形成され、