岡山県倉敷市真備町地区の道路沿いに並べられた災害ごみ=16日午後0時27分、岡山県倉敷市(共同通信社ヘリから) 西日本豪雨の被災地で、災害ごみの処理計画を作っていないため、仮置き場の選定などごみ処理を巡り初動が遅れたケースがあることが16日、分かった。処理計画策定済みの市区町村は昨年3月時点で全体の24%にとどまっていることも環境省の調査で判明。ごみの量は数十万~100万トン近くになるとの見方もあり、近年の豪雨災害では最大規模になる見通しだ。 計画は災害ごみの処理方針を定めた「災害廃棄物処理計画」。仮置き場の候補地を決め、ごみの収集運搬方法などを盛り込む。処理が滞れば生活再建の遅れにつながるため、同省が全国の自治体に早期の策定を要請していた。
