Sambaを利用すると,Windowsクライアントでドメインログオンする際の認証を行うことができます。最近では多くのサービスをWebベースで利用することが一般的であり,ドメインログオンによって一度認証された環境であれば,その認証情報を利用してWebサービスの認証も行いたいというのが一般的な要望です。このような仕組みを実現することをシングルサインオン(SSO)と呼びます。 今回紹介するmod_auth_ntlm_winbindモジュールを利用すると,Apacheで構築されたWebサーバーで提供されているWebページの認証情報として,ドメインログオンの情報を利用できるようになります。 つまり,ユーザーは作業の開始時にドメインログオンするだけで,Webサービスとして提供されている様々なサービスの認証も同時に認証可能になり,Webサービスにログインするたびに,何度もユーザー名やパスワードを入力する