楽天トラベル社長室時代のエピソードで忘れられないことがあります。 当時、営業利益目標が100億円。第3四半期時点のフォーキャストで10億円前後の目標とのギャップが見込まれていました。そのときの全社挙げての巻き返しがすごかった。 まず、都内の出張もすべて禁止、どうしても必要なものは社長決裁。コピーやプリントアウトも、ありとあらゆるものを、乾いた雑巾を絞るように徹底的にコストカット。一方で、秋の行楽シーズン、年末の宿泊需要を徹底的に取り込むために、営業はホテルへ部屋在庫を出してもらうべく、架電営業を徹底。全員に架電目標を割当て、毎日進捗を管理する。マーケは知恵を総動員してキャンペーンをうつ。私たち社長室は営業活動をサポートするためのデータを毎日出して、ギャップを埋めるためにどこにどれだけの数字が必要か報告する。目標を達成したチームには、社長自ら「祝!×××グループ目標達成!」みたいにホワイトボ