東京都内の住宅街で昨年10月以降、高級自転車が相次いで盗まれる事件があり、警視庁目黒署が窃盗未遂容疑で逮捕した男2人が「目黒や世田谷、渋谷各区などの高級住宅街で約200台を盗み、転売した」と供述していることが13日、捜査関係者への取材で分かった。目黒署は計95台、総額約750万円の被害が裏付けられたとして、男らを窃盗容疑で追送致した。 同署によると、2人は新宿区のタクシー運転手、高杉真悉(まこと)被告(48)と同区の派遣社員、井口慶一被告(35)=いずれも窃盗罪などで起訴。2人は「盗みを繰り返すうち、どれが高級品か分かってきた」と供述、各メーカーのカタログを参考に、盗む自転車の“目利き”をしていた。 目黒署の調べでは、2人は昨年10月ごろから、都内の高級住宅街で自転車窃盗を始めた。「ジオス」「コルナゴ」「ルイガノ」「ピナレロ」など海外メーカーを中心に狙い、被害品の中には120万円相当のイタ