労働力資源として女性活用の声が高まる一方で、少子化に歯止めをかけるさまざまな施策も講じられている。「日本の少子化を解消する糸口は、国政でなく地方行政にあり」と唱えるメディア評論家、境治氏が“子育てできる街・社会”について考えるシリーズ、3回目の今回は、東京都目黒区に起こった保育園開園延期の話。保育園開設を待っていた目黒区の親子たちは、どのような心境でこの事態をみているのか。 保育園開園延期の真相 2015年春、目黒区に新設予定だった認可保育園の、開園が延期されたことが報じられた。予定地の周辺住民が反対運動を起こしたからだ。それだけ聞くと、なぜ反対するのかと問いたくなるが、一方的に責めていいのだろうか。自分の家の近くに保育園ができると知ったら、戸惑う気持ちもわからないでもない。どういう経緯で延期が決まり、どんな人が反対の声をあげているか、知りたい。そう思った私は、関係者を取材してみた。 まず
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