組み込み機器OSの世界で大手メーカーの1つ米Wind Riverは2月19日(現地時間)、米Finite State Machine Labs(FSMLabs)の持つRTLinuxの関連特許ならびに商標などの使用権を買収したと発表した。RTLinuxは通常のLinuxカーネルにパッチを当てることで、リアルタイムOS(RTOS)をプロセスの1つとして動作させることが可能なソフトウェア製品。これにより、通信機器やロボット制御などの高信頼性を要求されるシステムの世界でLinuxを用いたアプリケーション開発が可能になる。 Wind Riverは組み込み機器向けRTOSのVxWorksを開発するプラットフォームベンダー。VxWorksは組み込み機器の世界で広く利用されており、1990年代後半に話題となった火星探査機「マーズ・パスファインダー」にもVxWorksが採用されている。また近年になり、組み込
7月16日から18日の3日間、今年もオタワにてLinuxカーネル開発者たちが集う「2006 Linux Kernel Developers Summit」が開かれた。今回はMichael J. Hammelによって書かれたLWN.netの記事を手がかりにして、Matt MackallがリードしたEmbedded systemsのセッションについて取り上げる。 Embedded Linux: Small Kernels LWNでは2003年12月7日に、「Linux for little systems」というタイトルで、肥大化するLinuxカーネルのスリム化を助けるためにMatt Mackallが率いる、新しいTinyLinuxプロジェクトを紹介した。 Mackallが2004年のオタワLinuxシンポジウムで示した論文では、特定クラスのハードウェアためのパフォーマンスを改善するためにこの
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