「おもてなし」が外国人警戒に 米紙、完全な失敗と東京五輪論評 2021年07月19日04時56分 国際オリンピック委員会(IOC)総会での東京の招致プレゼンテーション=2013年9月、ブエノスアイレス(AFP時事) 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は17日、今週開幕の東京五輪について「完全な失敗に向かっているように見える」と論評するコラムを掲載した。五輪招致の理念だった「おもてなし」の精神は後退し、外国人への警戒に取って代わられたと記した。 【特集】東京五輪、迷走の8年 開催決定から史上初の延期、そして… コラムは、東京五輪が日本にとって、中国に対抗するアジアの盟主としての地位や、30年間に及ぶ経済停滞からの復活をアピールするチャンスだったと説明。ところが、新型コロナウイルス禍の中で開催を強行する国際オリンピック委員会(IOC)や政府の姿勢に国民の反発は強まり「熱気は不満