日本の郊外で分譲地の価格崩壊が進んでいる 不動産、特に土地の価格は、何よりもまず立地条件や利便性に左右される。そのうえで、広さや地形、接道方向や前面道路の幅員の違いによって価格が決められる。 宅地を例に挙げれば、例えば最寄り駅からの距離がほぼ同じで利便性に差はなくても、土地が北向きで日当たりが悪かったり、前面道路が狭く車両の往来も難しいような場所であれば、周辺の相場価格より安くなるのが通例だ。 それでも、現在の日本で「住宅用地」として一般的に流通する住宅街であれば、多少の条件の悪さは、ただ価格に反映されると言うだけで、それで直ちに流通が止まったり、誰も買い手がつかず放置されるというケースは多くないだろう。 少しでも良い条件の土地を求めるのは皆同じだが、人それぞれ予算も異なれば、住まいに求める条件も違う。日当たりが悪かろうと道が狭かろうと、駅や商業施設に近く、他より安ければ良いと考える人はい
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