「すしを毎日食べている」。中国の国慶節(建国記念日)に伴う大型連休中は、東京・銀座でも中国からの観光客の姿が見られた。中国政府は東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受けて日本産水産物の輸入を禁じているが、気にせずに日本の食を楽しんだとの声も聞かれた。 「写真が趣味なんだ」。山東省青島の李培さん(40)は、路上でポーズを取る仕事仲間にカメラを向けていた。処理水について「不安はない。トリチウム濃度は基準以下で影響は限定的だと理解している」と話す。 中国メディアは処理水の危険性を大々的に報じてきた。銀座で買い物を楽しんだ浙江省の40代女性は「中国メディアの情報は偏っている」と批判。「産地も気にしない。すしは毎日食べている」と意に介さない。海外の情報も得て自分で判断する人は「中国では多くない」とこぼす。(共同)
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