アフガニスタンのカブール動物園で水槽を見るタリバン戦闘員(2021年9月17日撮影)。(c)BULENT KILIC / AFP 【9月19日 AFP】武装したアフガニスタンのイスラム主義組織「タリバン(Taliban)」の戦闘員が、家族連れに交じってカブール動物園(Kabul Zoo)を楽しんだ。地方出身の若い戦闘員にとって、動物園は初めての体験となった。 来園者が日陰でくつろぎ、アイスクリームや塩漬けザクロを楽しむ傍らで、自動小銃AK47やM16アサルトライフルで武装したタリバン戦闘員が、ライオンやヒョウ、ラクダ、オオカミ、ダチョウ、マカックを熱心に見ていた。 地方で何年も戦いに明け暮れた戦闘員の大半は動物園はもちろんのこと、首都に足を踏み入れたのも今回が初めてで、自撮りをしたり、集合写真を撮ったりしていた。戦闘員の一人が鹿の枝角をつかむと仲間が笑い出し、静かな雰囲気は破られた。 戦闘