神奈川県鎌倉市の海水浴場について、名前を付ける権利=命名権を買い取った企業が名前の案を市民などから募った結果、「昔からの名前がいい」とする意見が多く寄せられ、この企業では当面、名前を変えないことを決めました。 この海水浴場は鎌倉市にある由比ガ浜と材木座、それに腰越の3か所で、鎌倉市は維持管理や運営にかかる財政負担を軽減しようと、去年、海水浴場の命名権を地元の菓子製造販売会社に年間1200万円の契約で売却しました。 会社では3か所の海水浴場の名前を公募で選ぶことを決め、15日、その結果を発表しました。 それによりますと、市民などおよそ400人から応募があったものの、新しい名前の案の代わりに「昔から親しんでいる名前がいい」という意見が多く寄せられたということです。 この結果を踏まえて会社では、鎌倉市や地元の商工関係者と話し合った結果、いずれの海水浴場も名前を変えないことを決めたということです。
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