福島県健康づくり推進課は、スーパーで販売する総菜の塩分量を客に周知しないで減らす「『無意識の減塩』環境づくり推進事業」をリオン・ドールコーポレーション(福島県会津若松市)と協力して実施した結果、効果が確認できたと発表した。売り上げの落ち込みはなく、4か月の使用量でみると約230キロ・グラムの減塩につながったという。 昨年12月から今年3月にかけ、リオン・ドールの県内全店舗でロースカツ重や肉じゃが、親子丼、ひじき煮など6品目で食塩使用量を約2~5割減らした。購入者へのアンケートでは、ロースカツ重などで「ちょうどよい」の評価が9割となり、「濃い」が「薄い」を上回った。