食品の保存方法の中でも、乾燥させるというのははるか過去から活用されてきた方法の一つだ。魚、肉、果物……こうした食品は適切な方法で乾燥させることにより、生の状態よりもはるかに長持ちさせることが出来る。 現代においては、乾燥させるのは固形物だけでなく、牛乳や果汁、卵液なども乾燥させる対象となっている。 一番メジャーな方法はスプレードライと呼ばれる方法で、巨大なタンク(もしくは小さい体育館のような箱)の中で熱風を循環させ、そのタンクの中に向けて霧状の液体を放出させると一瞬で水分が蒸発し液体が粉になる、という方法である。この方法は原料の続く限りスプレーすることが出来て、粉を連続的に得ることが出来ることがメリットになっている。 富士化学工業様(https://www.fujichemical.co.jp/medical/spray_dry/index.html)の図より引用。 スプレードライのフロー