台湾外交部(外務省に相当)は3日、同日未明にイスラエルを出発した航空自衛隊の空中給油輸送機に台湾人とその家族計4人が搭乗したとして、日本政府に感謝の意を伝える声明を発表した。「台湾市民に対する友好と親切な援助に感謝する」としている。 台湾外交部のホームページに掲載した声明では「台湾と日本はインド太平洋地域のパートナーであり、民主主義、自由、人権という共通の価値観を共有している」と強調。その上で「紛争地域からの避難で支援し合い、これは真の友好と助け合いを示している」と称賛した。 空自の空中給油輸送機は3日夕に羽田空港に到着。防衛省によると、イスラエルから同機で退避したのは46人。台湾人とその家族4人のほか、日本人20人と外国籍の家族2人、韓国人15人、ベトナム人4人が乗ったという。