近畿日本鉄道は24日、京都と伊勢志摩の間で10月10日から、観光特急「しまかぜ」の定期運行を始めると発表した。京都を訪れる観光客を取り込む狙いで、1年間で新たに7万5千人の乗車を見込む。 しまかぜは昨年3月、大阪と名古屋からそれぞれ伊勢志摩に運行を開始。展望車両や個室といった設備が人気を呼び、連日ほぼ満席で、運行開始1年で当初見込みより4万人多い約18万人が利用した。 料金は、京都(京都市)-賢島(三重県志摩市)間で、中学生以上が5560円、小学生が2790円。乗車日の1カ月前から予約できる。水曜を除く毎日運行し、冬休み期間などは水曜も運行する。