かつてPC用Webブラウザの97%以上にインストールされていたFlashの栄枯盛衰を、その運命に決定打を与えたiPhoneの登場とともに振り返ってみます。 ついに、Adobe Sysemsが2020年末で「Flash」のサポート終了を発表しました。かつてはリッチなWebサイトには必須の存在であり、世が世ならHTML5に代わるWeb標準になっていたかもしれないFlashは、一体、どこでつまずいたのでしょうか? 実は、私が講師を務めるITソリューション塾では、2008~9年くらいから「Flashはヤバいのではないか」という話をしており、数年前くらいからは、「すぐにはなくならないでしょうが、長期的にみるとどうなるか分からないので、今から作るならHTML5にしましょう」と話してきました。私にとってこの日は、来るべくして来た、という印象です。 Wikipediaによると、Flashが生まれたのは19
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