なぜ、いま「セキュアコーディング」なのか?:もいちど知りたい、セキュアコーディングの基本(1)(1/2 ページ) 多くのソフトウェアが脆弱性を抱えたまま出荷され、不正アクセスや攻撃の脅威にさらされているいま、セキュアな開発に関する技術や経験を有するプログラマがいっそう求められるようになりました。この連載ではC/C++言語を例に、セキュアコーディングで特に重要となるトピックスを紹介していきます。 ソフトウェアセキュリテイをめぐる状況 今月から数回に渡って「C/C++セキュアコーディング」の連載を担当させていただくことになりました、JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)、脆弱性解析チームの久保と戸田です。よろしくお願いします。第1回目の本記事は久保が担当します。 まず始めに、連載のタイトルにもある「セキュアコーディング」とは何なのか、言葉の整理も兼ねて、あらためて考えてみ