お金はいらない!は駄文を生み出しがち いつもはライター仕事のことをメインに書いてますが、今回は編集者視点での話です。 編集者として他のライターと仕事をしていると、たまにこんなケースに遭遇します。 「お金はいらないから書かせてくれ!」 持ち込まれた企画について「これはちょっと」とボツにしようとすると、タダでもいいからどうしても書きたいと言うライターは意外と少なくありません。 最初は、原稿料ナシでも書きたいなんてすごい熱意だな、と感心しましたが、すぐに気付きます。このパターンはたいてい困ることになる。 早い話が「つまらない」のです。 私はライターも編集もするので、どちらの気持ちもわかっている(つもり)なのですが、つまらないものを世の中に出すのは編集者として一番やってはいけないこと。 「どうしても書かせてほしい。お金はいらない。他のところには頼めない。取材費も自分で持つから。ねっ?お願い!」 と