業績を水増しして、みずほ銀行から約2億円の融資を不正に引き出したとして、大阪府警捜査2課は19日、大阪市北区の太陽光発電設備販売会社「エステート24ホールディングス」社長・秋田新太郎(28)(大阪市中央区高麗橋)と元財務担当執行役員・田中智久(36)(東京都江東区豊洲)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。 融資の一部が私的に流用された疑いもあり、府警は裏付けを進める。 発表では、両容疑者は昨年9月、販売実績を水増しした上、他の銀行から3億円の融資を受けたとする偽の入金記録を提出し、みずほ銀行から約2億円を詐取した疑い。府警は2人の認否は明らかにしていない。 エ社は2009年1月設立で、民間調査会社によると、太陽光発電システムやオール電化設備を販売し、3年後には約135億円の売り上げを計上するなど急成長。「ベンチャーの旗手」として注目を集め、大手企業の元役員が社外取締役を務めたり、府警OB