ツラすぎる「こづかい制」の現実 「日本のデフレもここまで来たか」「こんなことになるなら結婚なんかしたくない」「ホラーよりも恐ろしいディストピア漫画」などと、最新話が公開されるたびにSNS上で悲鳴が上がっているドキュメント漫画『定額制夫の「こづかい万歳」~月額2万千円の金欠ライフ~』(著/吉本浩二)。 漫画家・吉本浩二氏が自身のこづかい(月額2万1000円)の愉しみと苦労を語りながら、世のこづかい制の人々の「こづかい事情」を紹介するドキュメント漫画は、読み手によって「デフレ日本が生んだ絶望の象徴」に映ったり、「婚姻率を下げるホラー展開」として受け止められている。 著者の吉本氏が語る。 「悲惨な話だと思って描いてなかったので、SNS上での受け止められようには驚いています。悲鳴をあげられているのは、独身の方が多いようなので、『こづかい制』ということ自体に絶望しているという理由もあるのではないでし