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大阪市西区南堀江1丁目のマンションの一室で7月30日未明、幼い女児と男児の遺体が見つかった。「部屋から異臭がする」という女性の勤務先の風俗店の男性従業員からの110番で駆けつけた西署員が2人の遺体を発見した。遺体は腐敗が進み一部が白骨化していた。 府警は同日午後、この部屋に住んでいたファッションヘルス「クラブリッチエレガンス」の店員下村早苗容疑者(23)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。府警は西署に捜査本部を設置し、殺人や保護責任者遺棄致死容疑の適用を視野に捜査。 下村早苗の父は、高校ラグビー界で有名な下村大介氏。 事件の経緯[編集] 3月30日 マンション住民から大阪市子ども相談センター虐待ホットラインに通報 3月31日 大阪市子ども相談センター職員が訪問、接触できず 4月1日 大阪市子ども相談センター職員が訪問、接触できず 4月2日 大阪市子ども相談センター職員が訪問、接触できず 4月
大阪市内のマンションで幼い姉弟2人の遺体が見つかった虐待死事件で、殺人罪に問われた母親の無職、下村早苗被告(24)の裁判員裁判の判決公判が16日、大阪地裁で開かれた。西田真基裁判長は下村被告には殺意があったと認定、懲役30年(求刑無期懲役)を言い渡した。 検察側は論告で、「被告は幼い子供に食事を与えず、部屋の扉に粘着テープを貼って閉じこめたまま約50日間帰宅しなかった」と指摘。被告には殺意があったとし、「わが子2人を飢餓状態にさらし続けた前例のない事件で、2人の絶望感は筆舌に尽くしがたい」と非難した。 一方の弁護側は最終弁論で、「被告は幼いころに受けた育児放棄などが影響し、恐怖を無意識に避ける特殊な心理状態にあって死ぬことに意識が働かなかった」と反論。殺意はなく、保護責任者遺棄致死罪にとどまると主張した。 下村被告は最終意見陳述の際、涙を流し「もう一度2人を抱きしめたい。こんなひどい母親で
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