「脱原発」を旗印とした新しい受け皿として、滋賀県の嘉田由紀子知事が「日本未来の党」の結成を宣言した。27日、大津市内で開かれた記者会見では、代表代行に就く民間シンクタンク・環境エネルギー政策研究所所長、飯田哲也(てつなり)氏(53)が嘉田氏の横に並び、共闘を誓った。飯田氏は大阪府市特別顧問として、松井一郎知事と橋下徹市長のエネルギー戦略を下支えしてきたが、会見では「古い男性的な政治が色として出ている」と日本維新の会を批判。峻烈な“対決宣言”を放った。 「嘉田さんを支えて、裏付けのある形の政策を一緒に作っていきたい」。飯田氏は、嘉田氏のブレーンとしての意欲を示す一方、「維新の政策ブレーンとして協力したことは、これまでも、これからもない。山口県知事選でも、維新の推薦も応援も受けなかった」と言葉に力を込めた。 飯田氏は今年1月に大阪市、2月に大阪府の特別顧問に就任。府市エネルギー戦略会議の委員と