これまで「ケータイJavaの対抗馬」「ケータイゲームアプリの開発キット」など狭い意味で語られることが多かったBREW。しかし、実際にはさまざまな可能性を秘めたアプリケーションプラットフォームがBREWであり、また、この「プラットフォーム」という言葉では説明が難しいほどの大きな将来像を垣間見せつつある。にもかかわらず、BREWは基本的に「縁の下の力持ち」として振る舞うため、その全貌を知る人は意外と少ない。 本特集では、携帯ビジネスに興味を持つ方向けに、できるだけ平易な表現のもと、現場のキーパーソンへのリアルなインタビューを交えながら「注目の携帯プラットフォーム BREW」のリアルタイムな姿を解き明かし、その将来性を見極めてみたい。 まずは「BREWとは何か?」という質問に対し、2005年夏の時点で答えられる最新の答を提示していこう。 日本でのBREWの歴史は2001年から始まった 2001年