止まらない嗚咽と涙で滲む視界。その中で必死で目を凝らし、震える手でコントローラを握ってエンディングまで辿り着きました。2016年12月6日発売、PS4向けアクション・アドベンチャー『人喰いの大鷲トリコ』。それは少年と巨獣が紡ぐ、新たなる神話を描いた作品です。 少年と大鷲トリコ、生きる世界の異なる1人と1匹が出会い、互いに絆を深めながら静寂に包まれた巨大遺跡を冒険する本作。『ICO』、『ワンダと巨像』で圧倒的世界観と胸を打つ切ない物語で高い評価を受けたゲームデザイナー上田文人氏の最新作です。 『人喰いの大鷲トリコ』では、プレイヤーがひとつの大きな世界を冒険しますが、一度に動けるエリアは区切られており、そこにあるものやトリコとの共同作業で仕掛けを突破し、先へと歩みを進めていきます。プレイ感覚としては、上田文人氏の過去作『ICO』に近く、ひらけた場所からは攻略を終えたエリアを臨むこともできました