アミノ酸は私たちの「いのちのもと」 私たちの生命の誕生については、地球外起源説、原始大気起源説、原始海洋起源説などいくつかの説がありますが、いずれにしても生命の源はアミノ酸だと言われています。 1969年、オーストラリアのマーチソンに落下した隕石には微量のグリシン、アラニン、グルタミン酸、ベーターアラニンが確認されました。2022年には日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの砂からも23種類のアミノ酸(うち、生物のたんぱく質をつくるアミノ酸11種)が検出され、地球以外の宇宙にも生命体が存在している可能性が高まったと考えられています。5億年前の三葉虫の化石からはアラニンなどのアミノ酸が検出されるなど、現在でも化石や隕石、小惑星のアミノ酸から生命起源の謎を解く研究が続けられています。 アミノ酸は私たちの生命そのものを生み出す、重要な物質なのです。 1806年フランスで、ア