ソーシャルグラフとは、辞書によると個人を節点(ノード)、人間関係を辺(エッジ)で表現した図(グラフ)です。ソーシャルネットワーキング上で人間の相関関係を示したようなものです。 この概念は、実は広告・マーケティングで大きな影響を与えます。 どういうことか、説明していきますね。 これまで、ネットマーケティングで重視されてきたのは、検索エンジンでした。検索エンジンは、人間の脳の中にある「キーワード」をベースに、マッチする情報を探し出すというプロセスを経て、結果を得ます。これに対してソーシャルグラフは、自分の脳以外の情報を借りるというイメージです。 例えば、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の「mixi」の「友人を探す」で表示される「あなたの友人かも?」は、マイミクシィの中から、知り合いの可能性が高いユーザーを表示してくれます。「Facebook」など、ほかのSNSでも行われています