甲賀市がJR草津線の利用促進や低所得世帯などへの生活支援を目的に配布しているJR西日本のIC乗車券「ICOCA(イコカ)」がインターネットオークションに出品され、落札されていたことが11日、市への取材で分かった。 市公共交通推進課によると、来春から市内の草津線4駅でイコカが利用できるようになるのを機に、路線のPRや生活支援をしようと市独自のカード配布を決めた。 非売品で、中央に忍者のイラストが描かれている。中学3年までの子どもがいる世帯や住民税非課税などの低所得世帯計1万5千世帯に3月1日から、1500円分をチャージして市役所などの窓口で配り始めた。これまでに約8千枚を配った。3月末、市職員がオークションサイトにカードが出品され、6万円で落札されたのを見つけて発覚。他にも、7件の出品を確認したという。 市はこれまで、イコカを配る際に転売しないよう口頭で伝えていたといい、今後、ホームページで