IGDA日本代表でゲームジャーナリストの新清士氏は、OGCで「iPhoneアプリ,ソーシャルアプリに見る2010ゲーム開発の潮流~ 価格と価値の適正バランスはどこに向かうのか」と題して講演し、会場にこう問いかけました。 爆発的な成長を続けるiPhoneアプリですが、参入障壁が低いため、コンテンツの急激なデフレ現象も進んでいます。総アプリ数が17万5千本に達する一方で、平均単価は3.12ドルに下落し、ゲームに限れば平均1.35ドルという状況です。無料アプリは全体の1/4に相当し、有料アプリの8割も3ドル以下となっています。 Facebookなどのソーシャルアプリも同様で、低価格のコンテンツであふれかえり、先行する一握りの企業が市場を総取りしています。こうした状況はユーザーには歓迎ですが、総じて出遅れ感が目立つ日本のゲームパブリッシャーには頭の痛い問題です。 こうした状況を変える一つの方策と期