朝三暮四‥‥‥中国古代の宋に狙公という人がいました。狙公は猿をとても可愛がり、たくさん飼っていたのですが、暮らしが貧しくなり、毎日猿に与える餌のとちの実を減らさなければならなくなりました。 そして、猿を集めて事情を説明し、とちの実を朝三つ、晩に四つあげようというと、猿どもは怒りだしました。そこで、朝四つ、晩三つでどうだというと、猿どもは皆喜んだとのことです。 この話は、「列子」黄帝篇のものです。ここで考えていただきたいのは、猿が簡単にだまされてしまったことを我々は笑うことができるかということです。 国債しかり、年金問題しかり、そして日常の身辺に起こる様々なことの中に「前だおし」という言葉が出現します。これは現代版の「朝三暮四」ともいえるのですが、なぜか誰も怪しんだり、その方法を笑ったりしないのです。
Since:2005/9/1 最終更新:2018/12/4 掲載語数:2,425語 日本語俗語辞書とは 日本語俗語辞書は俗語・新語・流行語・死語・特定分野で使用されている隠語などの意味を辞書形式で解説し、さらに辞典形式で細かく解説している辞書サイトです。 よく「最近の若者の言葉(主に新語・流行語)がわからん」という中高年の声や「親父やお袋が面白そうに使ってる言葉(主に死語)の意味がわかんない」という若者の声を耳にします。それらを知らなくても生活に支障をきたすことはないでしょう。しかし、それらを知ることで世代を超えた人との会話にも幅ができ、一歩踏み込んだ交流が世界を広げるはずです。日本語俗語辞書がそんな会話をするためのひとつのツールとしてみなさんのお役に立てれば幸いです。 スポンサードリンク Pick Up俗語! メディア掲載情報&お知らせ 日本語俗語辞書のTwitterアカウント開始。フォ
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