人と意思疎通をするときには,論理的思考はとても大切です。 特に,文章というのは,直接話す時と違って,身振りや声,仕草などの情報が抜け落ちますので,伝えたいことを正確に伝えるためには,論理的に書く必要があるのです。 そして,その論理的な文章は,本来伝えたいことが一つに絞られるように書かれていますので,それを読み間違えないように正確に読む必要があります。 その発信する側,受けとる側両方の論理的思考があるから,相手との意思疎通が成功するのです。 そのため,学校では小学生の頃からずっと,相手に伝わる文章を書くために,論理的な文章の読み方や書き方の手法を学びます。 高校卒業程度の国語力,具体的には高校の現代文で学ぶ,評論文の読み方,書き方ぐらいまでが学べていれば,基本となる論理的思考力は十分だと思います。 情報処理技術者試験をはじめ,いわゆる「筆記試験」というものは,基本的に文章での意思疎通しかあり