今、生活感覚・本気で生き抜く逞しさが求められている 最近、私が受けるお金に関する相談の質も変わってきました。お金を払って相談するのですから、複雑なのは当たり前ですが、微妙に家族関係の複雑さも絡む内容も増えています。 既に現在の暮らしが破綻している70歳代からの相談のケースもあります。 「老後破綻」と言うと仕事を辞め(退職または引退等)、就労収入がなくなり年金生活者になって長い老後を歩み始め、気づいたときには老後生活が破綻していたというイメージです。 人生が長くなった分、老後も長くなり介護や医療にかかる費用もそれなりに増えます。施設入所(居)に必要な費用も増えるのは当然です。しかし、相談者の内、老後を心配し、未来を見据えた対策をしてきたという人、もしくはとりかかろうとする人はそう多くないのが残念です。 老後破綻への道は、定年前からの暮らし方や再就職に対する取組み方から始まっています。近年は、