ブックマーク / kotobaken.jp (3)

  • 日本語の母音は本当に五つしかないのですか - ことばの疑問 - ことば研究館

    全国で通じる現代日語(いわゆる全国共通語)に限って言えば、母音は /a/、 /i/、 /u/、 /e/、 /o/(アイウエオ)の5つしかありません。全国共通語は東京のことばが母体ですが、東京に限らず日の多くの地域では /a/、 /i/、 /u/、 /e/、 /o/ の5母音体系になっています。 なお、ここで / / でくくって母音を書いたのは、音素としての母音であることを示すためです。音素とは、 “人が聞き分けられる最も小さな音” で、なおかつ “意味の違いを生み出す音” だと思ってください。例えば日人は /i/(イ)と /e/(エ)を簡単に聞き分けられますし、この音の差が「胃」「絵」のように意味の違いにもつながっていますね。しかし実際の発音(音声。[ ] でくくって書く)では、 /e/ は、 [ɛ] や [e] など複数の音で発音されているにもかかわらず、耳には一つの /e/(

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  • 明治時代には犬を「カメ」と呼ぶことがあった、というのは本当ですか - ことばの疑問 - ことば研究館

    当です。例えば、明治3年~9年に刊行された仮名垣魯文(かながきろぶん)『西洋道中膝栗毛(せいようどうちゅうひざくりげ)』に次のように現れます。 当時海岸通りじやア、おれが面を見りやア、異人館の洋犬(カメ)までが尻尾(しっぽ)をさげる 「カメ」の起源には諸説ありますが、有力なのは石井研堂(いしいけんどう)『明治事物起原』(明治41年刊)の記述です。これは明治時代の日の様子がわかる代表的な文献で、「カメ」という名称について次のように述べています。 邦人、洋犬を呼びてカメとなすは、洋人の、犬を呼ぶに来れ〳〵(カム カム)といへるを聞きて、犬のことゝなし転訛して終に其の名となしゝなりといふ。 (日人が西洋の犬を「カメ」と呼ぶのは、西洋人が犬を呼ぶ ときに「come、come(来い、来い)」と言っているのを聞いて犬のことと思い、音がなまって、ついには西洋犬を指す名前になったという。) 西洋人が

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  • 漢字にも方言のような地域による違いがありますか | ことばの疑問 | ことば研究館

    見付かる地域差 地域性を帯びた文字を方言文字あるいは地域文字、それが漢字であれば方言漢字とも呼びます。中国は国土が広く、方言差も激しいため、古くから各地で方言漢字が作られ、用いられてきました。 日列島では、北海道から沖縄まで各地に存在しています。奈良時代以前より、金石文、木簡、文書や書籍では使用漢字に地域による変異が現れ、とくに近世以降、文芸や固有名詞の表記などに多数出現します。 近世から言及がなされ始め、近代以降は柳田国男、永野賢、柴田武、見坊豪紀、鏡味明克ほかがそれぞれの立場から概念と実例を提示してきました。 墹之上(ままのうえ) 2018.1.2 静岡県伊豆の国市にて撮影 実例としては 字(字種)としては、東北の「萢」(やち)「轌」(そり)、関東の「圷」(あくつ)、京都の「椥」(なぎ)、中国地方の「嵶」「垰」「乢」(たお、たわ、とう)、九州の「椨」(たぶ 旁が符、鹿、虫などの異体字

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