気象情報を分析する欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスは8日、7月は陸上と海上で異常な高温が観測され、この月としては史上最も暑かったと報告した。ローマで同月撮影(2023年 ロイター/GUGLIELMO MANGIAPANE) [ブリュッセル 8日 ロイター] - 気象情報を分析する欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスは8日、7月は陸上と海上で異常な高温が観測され、この月としては史上最も暑かったと報告した。
気象情報を分析する欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスは8日、7月は陸上と海上で異常な高温が観測され、この月としては史上最も暑かったと報告した。ローマで同月撮影(2023年 ロイター/GUGLIELMO MANGIAPANE) [ブリュッセル 8日 ロイター] - 気象情報を分析する欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスは8日、7月は陸上と海上で異常な高温が観測され、この月としては史上最も暑かったと報告した。
気象庁は9日、7月の三陸沖の海洋内部の水温が記録的に高くなったとの観測結果を発表した。深さ300メートルでは約10度も高かった。黒潮の流れが平年よりも大きく北上していることが原因で、水産資源などへの影響が懸念される。 気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」が7月下旬に三陸沖で観測した結果、沿岸から100~500キロ沖、南北約300キロの海域で、水温が記録的に高くなっていた。深さ約300メートルでは17度で、平年の7度前後に比べて約10度高かった。 海洋内部の水温の継続的な観測データはないが、気象庁の予測モデルを用いた分析によると、この30年間で最も高いという。少なくとも今後1カ月は高い水温が続く見通しだ。
細かく砕けたプラスチック粒子であるマイクロプラスチックは、これまで血液・肺・胎盤など体のさまざまな場所から見つかっていますが、人体への毒性は長らく不明だったため本格的な対応は後手に回っています。人間の細胞から作り出したミニ臓器である腸オルガノイドを用いた実験により、マイクロプラスチックが腸に炎症作用をもたらすことがわかりました。 Biological effects of polystyrene micro- and nano-plastics on human intestinal organoid-derived epithelial tissue models without and with M cells - ScienceDirect https://doi.org/10.1016/j.nano.2023.102680 What Microplastics Might Be D
2010~99年に世界で気候変動にかかる対策費や被害額の総費用は46兆~230兆ドル(6500兆~3京(けい)2600兆円)に上るとの推計結果を、東京大の沖大幹教授らのチームがまとめた。気候変動の緩和策に必要な費用や経済被害に加え、生物多様性の損失や健康被害を換算した。持続可能な社会を構築すれば、総費用は少なく抑えることができるという。 将来の社会経済の傾向や温暖化レベルなどを様々なパターンで組み合わせて推計した。太陽光発電や風力発電などの費用、農業生産性の低下や河川氾濫などによる経済被害を積算。熱中症などの影響で失われる経済的な価値や、種が絶滅することの損失は主要20か国・地域(G20)へのアンケートなどから算出した。 その結果、温暖化が進んで対策が遅れれば最大230兆ドルのコストがかかると見積もられた。一方、持続可能な社会では、46兆~90兆ドルに上ると試算した。緩和対策に費用をかけれ
7月28日、深刻化する猛暑の被害は、女性に偏る可能性が高い、と研究者らが警鐘を鳴らしている。写真は昨年5月、パキスタン・ジャコババードで撮影(2023年 ロイター/Akhtar Soomro) [ムンバイ/ラゴス(ナイジェリア)/ロンドン 28日 トムソン・ロイター財団] - 深刻化する猛暑の被害は、女性に偏る可能性が高い、と研究者らが警鐘を鳴らしている。温暖化が進み、より頻繁に熱波が到来することに伴って、労働や収入、生活を脅かされることになるという。 米非営利組織アドリアン・アーシト・ロックフェラー財団レジリエンス・センター(アーシト・ロック)が「酷暑格差」と題して発表した報告書は、気温上昇による影響は、女性の方がはるかに危険度が高く、損失も大きいとしている。
連日の猛暑で、パソコンやスマートフォンに保存された圧縮ファイルが自然に解凍される現象が相次いでいる。一部では解凍したファイルが熱波によって溶けたり焦げたりするなど破損被害も報告されている。 東京都八王子市内の不動産会社に勤務する小杉さんは12日、外回り営業で顧客との商談中、使用していた自身のパソコン内の圧縮フォルダーが勝手に解凍されていることに気が付いた。 フォルダーの中身は数千枚の画像と動画ファイル。「お客様にファイルを見られてしまったせいで契約は打ち切られてしまいましたが、通報されなくて良かったです」と、胸をなでおろす。この日、八王子市では最高気温39.1度を記録していた。 情報セキュリティに詳しいITジャーナリストの二下羊さんによると、zip形式などで圧縮したファイルが勝手に解凍される現象が報告されるようになったのは6月下旬ごろ。「zip圧縮の耐熱温度は約50度。パソコンやスマートフ
前例のない猛暑を受け、アリゾナ州各地でミツバチが死ぬケースが増加している/ Cricket Aldridg (CNN) 猛烈な暑さに見舞われている米アリゾナ州でミツバチが死ぬケースが増え、昆虫学者の間で懸念が強まっている。ミツバチは生態系に必要不可欠な種で、特に食料生産に果たす役割が大きい。 同州フェニックスでは6月30日から7月30日にかけて31日連続で気温が43.3度を突破。全米の都市で観測史上最も暑い1カ月となった。 前例のない猛暑を受け、アリゾナ州各地のミツバチ専門家から警鐘を鳴らす声が上がっている。 アリゾナ大学の昆虫学者シャク・ナイル氏はCNNの取材に、「ミツバチは約45度までなら採餌行動を行うことができる。7月は45度を超える日が多かったため、ミツバチには大きな打撃だ」と指摘する。 フェニックスを拠点にする養蜂家クリケット・アルドリッジ氏は「ミツバチの巣が溶けている」「餌不足
全国各地で猛暑日が続いていて、熱中症のリスクが高まっています。 過酷ともいえる猛暑の下で活躍するアスリートたちの熱中症対策から、私たちの生活にも活かせるヒントはないでしょうか。スポーツ選手・大会主催者・観客を気象面からサポートしているウェザーニュースのスポーツ気象チームに、アスリートが実行している熱中症予防対策について聞きました。 アスリートであっても熱中症予防の基本は同じで、暑い環境で長時間過ごさないこと、タンパク質などの栄養をしっかり摂り、良質な睡眠をとることが重要といいます。 » 熱中症情報 暑さ指数(WBGT)を確認 ふだんから暑さに負けない体づくりをした上で、「身体冷却」や「水分補給」でアスリートは様々な工夫をしているようです。 「猛暑に限らず、暑い環境の中で運動を行うと、体温が過度に上昇します。体温が過度に上昇すると熱中症の発生リスクが高まるので、アスリートは水分補給や氷・水な
大型で非常に強い台風6号は、いったん沖縄本島から離れました。しかし、進路を東寄りに変え、週末に沖縄に再び接近した後、本州方面に向かう予想です。 異常気象を最前線で研究する、三重大学教授・立花義裕さんに聞きます。 (Q.台風6号が長くとどまり、沖縄で大きな被害が出ています。今後もこうした台風はやってきますか) 立花さん:「そうですね。今回の台風はまさに“異常”です。非常にゆっくり動き、Uターン。こういうのは、なかなかありません。要因は色々あると思いますが、一つは海面水温が高いことです。そして、海面水温が高い理由の一因として、地球温暖化があります。猛暑や変な台風がたびたび起きる今の時代は、異常気象が起きることが普通になっている。“ニューノーマル化”していると言ってもいいと思います」 動きの遅い台風が生まれる要因は、海水温の他にも色々とありますが、立花さんが特に注目しているのが『偏西風の蛇行』で
【ワシントン=島田峰隆】米民主党進歩派のサンダース氏ら上院議員4人が7月31日、ガーランド司法長官に連名書簡を送り、化石燃料企業が温室効果ガスによる地球温暖化の危険を知っていながら自社の利益を優先して国民にうその情報を宣伝したとして訴訟を起こすよう求めました。 書簡は、英石油大手シェルが1975年時点の研究で、化石燃料の活用が地球の気温を上昇させて気候変動を引き起こすと結論付けていたことなどを指摘。そうした知識を持っていたにもかかわらず「化石燃料が気候変動の主要な原因ではないと国民に思い込ませるうその情報キャンペーン」を行ったと批判しました。 化石燃料企業のキャンペーンは、消費者保護の法律やうその宣伝を禁じた法律などに違反すると指摘しました。 書簡はシェルやエクソンモービル、シェブロン、BPが巨額の利益を上げるなか、洪水や干ばつ、山火事など「気候変動が米国に壊滅的な打撃を与えている」と強調
現在、地球上の動物種の半数以上が減少しているが、過去の大量絶滅とは異なり、今回はすべて人類が原因であると論文は主張している。 悲しいことに、現在進行中の世界的大量絶滅は、当初予測されていた以上に深刻であると最近の研究は指摘している。国際的科学者チームは、全世界の動物種(哺乳類、鳥類、両生類、魚類および昆虫類)7万1000以上の個体数推移を調べ、観測開始以来どのように変化してきたかを分析した結果、上記の結論に至った。 分類学上の「綱」ごとの個体数の減少、安定、増加、あるいは不明/未評価傾向の割合。左から哺乳類(N=5969、鳥類(N=1万1162)、両生類(N=7316)、爬虫類(N=1万0150)、魚類(N=2万4356)、および昆虫類(N = 1万2161)。データはIUCNレッドリストによる(DOI:10.1111/BRV.12974) 一般に、種が置き換わるよりもずっと早く消失してい
美しい見た目のアオミノウミウシ(Glaucus atlanticus)は、空気をのみ込んで海面に浮く。(PHOTOGRAPH BY DENIS RIEK) 世界で最も多くの海洋ごみが漂う太平洋ゴミベルトが、多くの海洋生物のすみかになっていることが明らかになった。そこにはアオミノウミウシやカツオノカンムリなど、海面近くを浮遊する水表生物が大量に生息していたのだ。これまで海のごみ溜めだと思われてきた太平洋ゴミベルトは、実は知られざる生物学的ホットスポットかもしれない。 「海洋ゴミベルトは、本当に重要な海の生態系になっているのです。ところが私たちは、これについてほとんど何も知りません」と話すのは、5月4日付けで学術誌「PLOS Biology」に発表された論文の筆頭著者で、米ジョージタウン大学の海洋生物学者レベッカ・ヘルム氏だ。「これまでプラスチックごみにばかり焦点が当てられてきて、生態系は完全
美しい見た目のアオミノウミウシ(Glaucus atlanticus)は、空気をのみ込んで海面に浮く。(PHOTOGRAPH BY DENIS RIEK) 世界で最も多くの海洋ごみが漂う太平洋ゴミベルトが、多くの海洋生物のすみかになっていることが明らかになった。そこにはアオミノウミウシやカツオノカンムリなど、海面近くを浮遊する水表生物が大量に生息していたのだ。これまで海のごみ溜めだと思われてきた太平洋ゴミベルトは、実は知られざる生物学的ホットスポットかもしれない。 「海洋ゴミベルトは、本当に重要な海の生態系になっているのです。ところが私たちは、これについてほとんど何も知りません」と話すのは、5月4日付けで学術誌「PLOS Biology」に発表された論文の筆頭著者で、米ジョージタウン大学の海洋生物学者レベッカ・ヘルム氏だ。「これまでプラスチックごみにばかり焦点が当てられてきて、生態系は完全
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