『いつかリーダーになる君たちへ』(安部敏樹著、坂口菊恵監修、日経BP社)の著者は、一般社団法人リディラバ代表。東京大学在学中の2009年(現在も大学院の博士課程に席を置いているそうです)に「社会問題解決のプラットフォーム」リディラバを設立したという人物です。ちなみにマグロ漁師としての顔も持っているというので、なかなかユニークな方のようです。 リディラバでは、「社会の無関心を打破する」というテーマを掲げ、さまざまな社会問題の解決や可視化に取り組んできたのだとか。そして2012年からは、東大教養学部で「ソーシャルビジネスのためのチームビルディング」というゼミを担当しているのだといいます。本書はゼミの内容をベースにしたもので、つまりはそのエッセンスが学べるようになっているというわけです。 いうまでもなく、その目的はチームをつくり、そこで成果を上げること。しかし、だとすれば改めて確認しておきたいの