先日、NHKのニュースウオッチ9で給料なしで働く「無給医」(むきゅうい)についての放送があり、話題になりました。 その後の調査で無給医の実態が明らかになり、21日に再びNHKが無給医を取り上げると、文部科学大臣は調査する考えを示しました。 本記事では、今回調査で明らかになった無給医の実態を紹介し、その実状を医師の立場から解説します。 本記事の筆者は医師で、部分的に無給だった勤務経験があります。 文科省、一転調査へNHKの記事を引用します。 柴山文部科学大臣は、22日の閣議後の記者会見で「5年前の調査で、すべての大学院生の雇用契約が結ばれていることを確認しているが、改めて実態把握を行うことを検討したい」と述べました。 出典:NHK NEWS WEB 2018年11月22日 この問題をNHKが指摘した当初、文部科学省は無給医は存在しないと発言していました。 (文部科学省は)「無給医は存在しない