楽天の研究開発部門である楽天技術研究所とまつもとゆきひろ氏は,Rubyによる大規模分散処理フレームワークを開発する。共同研究として開発し,楽天内で実際の業務に使用する。 楽天ではRuby on Railsを実際に顧客が利用するアプリケーションで採用しており,まつもとゆきひろ氏を2007年6月に楽天技術研究所のフェローに招聘していた(関連記事)。これまで共同研究の方向性について議論を行ってきた。ディスカッションの結果,「エンタープライズ」と「スケーラビリティ」を主要なテーマとする方向性が固まり,間もなくプロトタイプの開発に着手する。まつもと氏が方向性やアイデア,アドバイスを出し,楽天技術研究所が実装を行う。 楽天技術研究所とまつもと氏は2つのタイプの分散処理フレームワークを開発する方針。 一つは,小さくは2~3台から手軽に分散処理が行えるような「簡単さ」を追求したフレームワーク。用途としては
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